GX works3

【GX Works3】CPUパラメータ設定についてNo.6【全10シリーズ】 異常検出設定・iQ-Rバッテリに関する設定と仕様について解説します

2020年6月1日


この記事では三菱電機PLCソフト設計ツールGX Works3のCPUパラメータ設定において、異常検出設定・iQ-Rバッテリに関する設定と仕様について解説します。

注意

・最初にGX Works3をご自身のPCへインストールしておく必要があります。

・今回はiQ-Rシリーズ、R02CPUを使用することを前提に設定していきます。

 

前回の内容について

CPUパラメータ設定No.5ではウォッチドッグタイマ、コンスタントスキャン設定について解説しました。

【GX Works3】CPUパラメータ設定についてNo.5【全10シリーズ】ウォッチドッグタイマ・コンスタントスキャン設定について解説します

この記事では三菱電機PLCソフト設計ツールGX Works3のCPUパラメータ設定において、ウォッチドグタイマ、コンスタントスキャンに関する設定について解説します。 注意 ・最初にGX Works3を ...

続きを見る

 

異常検出設定

CPUパラメータのRAS設定にておこなう「異常検出設定」の内容は、CPU自体の動作に起因するエラーを言います。

 

異常検出設定の内容とは

・バッテリ異常

・ユニット照合異常

・ヒューズ断

・電源二重化システム異常

・同期割込みプログラム(I44、I45)の実行時間超過

に関するものです。

 

この中でも、特にバッテリに関する設定や仕様の解説をします。今回RCPUの場合、機種によって使用するバッテリの型式が違います。

 

バッテリについて

CPUに搭載されているバッテリとは主に時計データの保持や、デバイス/ラベルメモリを停電保持したい場合に使用するバックアップ用のものです。

 

iQ-R(RCPU)の場合、型式によってバッテリの使用に関する内容が異なってきます。

R00CPU,R01CPU,R02CPU

■デバイス/ラベルのラッチ→バッテリ無しで停電保持される。

■時計データ→バッテリ無しで10日間であれば停電保持される。

結論:CPU単体で時計データを11日以上停電保持したいときは別売りバッテリFX3U-32BLを付ける(Q6BATではない&付属しないので注意!)

 

R00CPU,R01CPU,R02CPU以外のシーケンサCPU

■デバイス/ラベルのラッチ→付属のバッテリQ6BAT、または別売りのバッテリレスオプションカセット付ければ停電保持される。

■時計データ→付属のバッテリQ6BATを接続することで停電保持される。

結論:付属のバッテリQ6BATだけで停電保持可能。

Q6BATを使用しない・もしくは長期間電源OFFする場合に、デバイス/ラベルの停電保持したいときは別売りのバッテリレスオプションカセット付ける。ただし時計データはバッテリレスオプションカセットでは停電保持されない。

こんな感じになります。

 

また、時計データの停電保持でしたらこんな方法もあります。

参考

時計データを保持したい場合はバッテリを使用しているGOTから時計データを同期したり、MXコンポーネント経由でPCの時計データを同期させることも出来ます。

 

このあたりはかなりケースバイケースですが、機器構成やご自身の用途、予算に合わせて使い分けてみるといいかと思います。

 

ここまで聞くと、次に「どうつけるの?」・「外観はどう違うの?」という疑問がわくと思います。

 

次はR02CPUR04CPUのバッテリ取り付けに関する外観の違いについて解説していきます。

 

バッテリ取り付けに関する外観の違い

R02CPUの場合は、CPUユニット正面側に別売りバッテリFX3U-32BLを装着する場所があります。

 

R04CPUの場合、底面にバッテリQ6BATがあります。

 

底面のバッテリは出荷時にはコネクタが刺さっていませんので、忘れずに装着する必要があります。電源がOFFの時に装着します。

 

R04CPUでバッテリレスオプションカセットを装着する場合は正面から見て左側面にフタがついていて、ここを開けて装着します。装着後はフタを閉めます。

 

バッテリ異常の設定

①ナビゲーション画面から「CPUパラメータ」⇒「RAS設定」⇒「異常検出設定」を選択します。

 

②「異常検出設定」を選択し、「バッテリ異常」から「検出する」か「検出しない」を選択します。

 

マニュアルには

バッテリ装着時は,”検出する”に設定してください。"検出する"に設定しないと,バッテリ異常が検出されないため,バッテリの装着状態が不十分であることやバッテリの交換時期を確認できません。

とあります。

 

検出する」に設定すると、バッテリ電圧が低下した時に特殊メモリで教えてくれます。

 

関連する特殊メモリはこの2つです

SM51・・・バッテリ低下ラッチ

SM52・・・バッテリ低下

 

それぞれの機能についてはこんな感じになります。

e-manualより抜粋した内容です。

 

基本的にはどちらを使ってもOKですが、私はSM52をよく使用します。

 

SM52がONしましたら「バッテリ電圧が低下している」となります。バッテリが死んでしまう前にタッチパネルなどを使ってお知らせしてあげる必要があるかと思います。

 

まとめ

今回の記事を要約するとこんな感じです。

ポイント要約

①RCPUの場合、機種によって使用するバッテリの型式が違うので注意が必要

②バッテリを装着した場合は、CPUパラメータからバッテリ異常を「検出する」に設定が必要

 

kazuki
次回No.7ではバッテリ異常以外の異常検出設定(CPUエラーに対する動作設定)について解説していきます。
  • この記事を書いた人

kazuki

電気設計・PLCソフト設計業務を主にやっています。20歳から搬送装置メーカー・半導体製造装置メーカーを経て、現在は兵庫県明石市でPLC制御設計事務所を経営。Logic soft代表。

-GX works3

Copyright© テクニカルシーケンス.com , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.