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【中級編】2進化10進数 BCD出力とは?

2020年3月25日


この記事ではBCD出力について解説します。

BCD出力とは

BCDとは2進化10進数の事で、英語ではbinary coded decimalと書き、頭文字をとってBCDと呼んでいます。2進化10進数(BCD)とは10進数のそれぞれの桁2進数の4ビットで表現する方法です。

 

それでは10進数の「573」をBCD変換する例について見て行きましょう。

10進数を2進数の4ビットずつで分けて変換すると「0101 0111 0011」となります。

 

これをPLC出力に置き換えると、こうなります。

Y0~Y3を出力する場合、10進数の「3」を表示するときは「0011」ですから、Y1とY0がONですね。

 

これを使った具体例を出して説明していきます。

BCD出力の使用例

具体的にBCDをどのように使っていくかを見て行きましょう。

 

7セグメント表示器

このように数字を表示してくれるパネルをよく見るかと思います。この表示器を7セグメント表示器と呼んでいます。

実際にどのような仕様で数字を表示させているのか、信号線と表示の関係を確認しましょう。

 

 

7セグメント表示器から信号線が4本伸びています。

 

表示させたい数字をBCD変換させて、この4本の信号線をそれぞれON/OFFさせて数字を表示します。この表示器は0~9まで表示できるようになっています。

 

次に、それぞれの表示器に信号線のアドレスを割り付けます。

 

こんな感じでY0~YFを使用して割り付けます。

 

 

ラダーから出力するときは、BCD命令をこのように使います。この1行で「1234」を表示することが出来ます。BCD命令部の「K1234」の部分をDレジスタにすることも出来ます。また、「Y0」の先頭についている「K4Y0」のK4はY0~YFの16点使うという意味です。K1なら4点で、K2なら8点・・・といった感じで増やすことが出来ます。

 

 

Y0~YFをデバイスモニタ一括よりモニタすると、このようになります。きちんと変換されているのが分かりますね。

 

 

表示器とY0~YF出力の関係はこのようになります。

 

まとめ

今回の記事を要約するとこんな感じです。

ポイント要約

①BCDとは2進化10進数のこと

②10進数のそれぞれの桁を2進数の4ビットで表現する

③ラダーでは「BCD」命令が使える。(命令が使えるシリーズは事前に確認して下さい。)

 

kazuki
理解してしまえば、そんなに難しい内容でもないかと思います。7セグメント表示器の例以外にも、IAI製ロボシリンダのI/Oやカムポジショナーなどからの現在値入力信号などにも使用されています。
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kazuki

電気設計・PLCソフト設計業務を主にやっています。20歳新卒で搬送装置メーカーに就職。その後転職し半導体製造装置メーカーに勤務。13年間PLC漬けの毎日を送る。

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